注目されている理由


元々NMNはATPの生成やDNAの修復を行う補酵素であるNADを作るために必要な物質として知られていて、ナイアシン欠乏症であるペラグラの治療にも使われていました。しかし最近注目されているのは、それらとは全く別の効果があることがわかってきたからです。なんと全人類の夢ともいうべき不老長寿が叶うかもしれないのです。

ヒトやマウスなどの哺乳類から昆虫まで、ほとんどの生物の体内にはサーチュイン遺伝子というものが存在します。別名長寿遺伝子とも呼ばれていて、この遺伝子を活性化させることによって寿命が延びると言われています。NMNはサーチュイン遺伝子を活性化させる効果を持っていると考えられていて、現在研究が進められています。実際に行われた実験ではショウジョウバエなどへNMNを投与することで2割ほど寿命が延びたため、人間に応用できれば寿命を100歳ほどに伸ばすことも可能と考えられています。また年老いたマウスに投与することで、若いマウスと同じように活動できるようになったという実験結果もあります。

まだ研究は始まったばかりで、不老長寿の効果を疑問視している研究者もいますが、NMN自体にはDNAの修繕を行うNADを生成するための役割もあります。そのため一部のガンに対して予防効果があるとも考えられていて、健康や長寿に対して良い効果があるのは間違いなさそうです。